はじめに
こんにちは、所長のめほたんです。
今回はかぎ針編みで作るモチーフ編みのメンズベストの制作記録です。
試し編みやサイズ調整の方法、針の号数によるモチーフサイズの違いを紹介します。
この記事では針を変えたり、糸を引きそろえたりしながら作品に合う大きさのモチーフになるまでの試行錯誤を書いていきます。お手本とは違う毛糸で編みたい、手持ちの糸で作ってみたいといった方たちの参考になればと思います。
このブログでは作品の紹介や作り方だけでなく、作品が出来上がるまでの試行錯誤や失敗などにも焦点を当て、完成に至るまでの『過程』を詳細に記録しています。
単なる編み方や作り方の説明に留まらず、「なぜそのように編むのか」、「どうしてその模様編みが生まれるのか」、そして、「手元にある限られた素材をどのように活かすのか」といった、作品の裏側にある『過程』を共有することで、自分だけのオリジナルな作品を作りたいと考えている方の、『思考のお手伝い』になることを目標にしています。
かぎ針編みと使う糸の紹介(予定)

今回、使用する予定の糸は家に眠っていたリネンやアクリルを含むサマーヤーンとコットン系の糸です。ピンクのリネンを含む糸は大体並太くらい、白の段染めのコットン系の糸は並太から合太くらいです。
かぎ針は試行錯誤の結果6号針と5号針を使うことにしました。
まだ、ベストは完全にできていないのでもしかしたら別の糸を縁編みとかに入れるかもしれませんがいったんはこの設定で行こうと思います。
モチーフ編みのアイデアと昔作ったメンズベスト
新しい作品を作るにあたって、昔に自分で作ったメンズサイズのベストを参考にしました。まずはこの黄色のモチーフと似たようなものを作っていこうと思います。

お花のようだけど、規則的に並んでいるモチーフが好きなので上のベストの場合は黄色のモチーフも緑のモチーフも八角形をベースに考えました。
六角形をベースとしたモチーフを組み合わせたベストというのはたくさんありますが、八角形をベースとしたモチーフを組みわせたベストはあまり見かけない印象があります。
理由としては八角形を配置していくと、どうしても空間が生じてしまいそれを埋めるひと手間が加わってしまうからだと思います。
実際、上のベストでも黄色のモチーフを繋ぐとできる空間を、緑色のモチーフで埋めている感じです。
ベストに使うモチーフの試し編み

黄色のモチーフのように八角形の頂点にあたる部分を突出させたモチーフを編んでみました。試し編みなので本番の意図とは違い、余っていた糸で作ってみました。
個人的には黄色のモチーフと似たような幾何的バランスを持っていて、突き出た部分でモチーフを繋ぎやすく、それでいてそのつなぎ目がモチーフの味を出してくれそうです。
かぎ針の変更や引きそろえによるモチーフのサイズ調整

本番の糸で5号のかぎ針と、6号のかぎ針で編んでみました。モチーフ編みのベストはモチーフの大きさによって作品の出来具合や印象が変わります。そのため編み図がある程度確定した後は求めるサイズになるように調節していきます。
今回はメンズベストを作るので横周りに一周偶数個のモチーフを配置して大体100cmを超える程度を目指していきます。
一般的には針の大きさを1号変えると約5パーセントほど差ができると言われているようです。今回も6号針で編んだときはモチーフの横幅が約7.5cmでしたが、5号針で編んだときは約7.2cmでしたので、その計算は正しそうです。

今度は極細から合細の変わり糸を混ぜてみました(写真右)。明らかに6号針で編んだもの(写真左)より大きすぎるのと、ちょっとモチーフの色味がごたついていて厚ぼったくなり、それが汚く感じてしまったため結果的に没になりました。
最終的に大きさや色合いのバランスがもっとも取れていた6号のかぎ針で編み糸を引きそろえたりせずに編むことに決めました。
14枚のモチーフで一周編むと 7.5cm×14=105cm となるのでちょうど求めていた大きさになります。さらにこの場合は身幅が大体52.5cm(=105cm÷2)だとわかります。
何を作るか決まっていても大きさに合わせるための苦労はよくあります。
特にモチーフ編みのウェアの場合は一枚のモチーフが7から8cmくらいあることが多く(個人的な偏見かもしれません)、1つ2~3cmくらいの模様を一つ減らして全体の大きさの微調整をすることができず、モチーフのサイズに作品全体のサイズ感が依存してしまいがちです。
そのため、モチーフを決めても作りたいサイズに合わせてモチーフの大きさを変えるための工夫が必要になりやすいです。
逆に模様編みでは、複雑なアラン模様のセーターなどは減らし目やまし目が発生する部分をゴム編みなど割り出しが比較的平易で、サイズの調節しやすい模様が選ばれているように思います。
まとめ
今回はメンズベストのためのモチーフの作成からサイズ調整を紹介しました。特に今回のような作品のサイズが重要なものは、モチーフの大きさが直接作品に影響します。
モチーフの大きさが本に載っているものと合わないときや、本に載っているものとは違う糸で作りたいときには、今回試したような針の号数を変えたり、似たような色の細い糸を引きそろえたりして編むという方法があります。
また、そういったことをすることで作品の風合いも変わり、より素敵な作品へと仕上がると思います。ぜひみなさんも試してみてください
次回は実際につなげてみたところを紹介できると嬉しいなと思います。7月中には完成品の記事を上げたいなと思います。ぜひそれまで楽しみにしていてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。良ければほかの記事も見ていってください。



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